僕が勉強している西野亮廣エンタメ研究所内の記事は1年後から使用していいことになっています。
全ての記事ではありませんが、これは君たちに残しておいた方がいいかもしれないと思う記事はここに載せておきます。ぜひ参考にしてみてください。
本題の前にお知らせさせてください。
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4月20日(火) ※4月22日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
子供の頃、「無人島に一つだけ持っていくとしたら何?」という質問に「豪華客船」と即答した姉ちゃんを見て、スケールの違いを知ったキングコング西野です。
#姉ちゃんは無人島で満喫するつもりでいた
さて。
今日は『資産』についてのお話をしたいと思います。
「西野が資産をどのように捉えているか?」という感じの話です。
前半戦は、以前お話しした内容が混ざっているのですが、ご容赦ください。
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▼ 資産と負債を分けているものは何か?
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ロバートキヨサキさんという方が書かれた『金持ち父さん貧乏父さん』という名著があります。
有名な本なので読まれた方も多いと思います。
この本で書かれていることは極めてシンプルで、「資産と負債を正しく区別して、とにかく資産を作れ」です。
内容をキュッとまとめたら、1ページぐらいの本です。
#怒られろ
ポイントは「何が資産で、何が負債なのか?」を正しく理解すること。
この問いに対して、キヨサキ兄さんは「あなたのポケットにお金を入れてくれるものが『資産』で、あなたのポケットからお金を奪っていくものが『負債』だ!」とバチコーンと言い切っています。
ちなみに、辞書で「資産」の意味を調べると、『土地・家屋・金銭などの財産/現金化できるもの』と出てきますが、どっこいキヨ兄は…
「バカヤロウ!【持ち家】なんて、固定資産税もかかるし、修繕費もかかるし、ローンの元利(元金&利子)の支払いもある! めちゃくちゃ、お金を奪っていくじゃないか。あんなもんは資産じゃねぇ!ゴッリゴリの負債だ!」
と言うのです。
この考えには僕も賛成で、たとえ「売れるもの」であろうと、持っている間にどんどんお金を食べてしまうモノは「負債」と考えた方がいいと思います。
ただ、
この本の文面(「マイホームなんて負債だ!」)をそのまま受け取ってはいけなくて、『持ち家』が負債なのではなくて、『お金を奪っていく持ち家』が負債であるということを忘れてはいけません。
「賃貸vs持ち家」の議論は、いつもココが抜け落ちていたりします。
『お金を生み出す持ち家』であれば、それは間違いなく「資産」なわけで、僕らが見なければいけないポイントは、「資産と負債を決めているものは【アイテム】ではなく、【演出】である」ということです。
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▼ お金を生み出す家
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キヨ兄が『金持ち父さん貧乏父さん』を出した時(1997年)は、持ち家を資産化する演出手法(テクノロジー)が無かったので、持ち家はどこまでいっても金食い虫…負債でした。
ただ、あれから時代は大きく変わり、今は【配信】のインフラが整いました。
昨日のVoicyでも話しましたが、コロナ禍でライブハウスに足を運べなくなったことによって、お客さんがライブで買っていたものは「クオリティー」ではなくて「演者とお客さんの距離」であることが明らかになりました。
【Voicy】
「無観客ライブ」を高画質で生配信されても僕らは満たされなかったのです。
ならば、生配信で売らなければならないのは、「視聴者との距離」で、視聴者と演者との距離を縮める為に演者がいなければいけない場所は「スタジオ」でも「ライブハウス」でもありません。
「家」です。
「お互い、家にいる」という状態が、もっとも、視聴者との距離を詰められる。
ファンにとって、「セカオワのライブ」の満足度を超えるものは、「深瀬さんが自宅リビングで弾き語りをする生配信」しかありません。
そうなってくると、「自宅の内装」が非常に重要になってくる。
深瀬さんの世界観が崩れてしまうような内装だと、ファンとの距離は近づくけれど、今度はステージ上の姿が「作り物」になってしまうのでガッカリしてしまうファンもいる。
望ましいのは「表も裏も深瀬(深瀬リバーシブル)」で、セカオワのステージのような家に住んでくれていたら、彼の作るファンタジーに余計に説得力が生まれる。
「ガチで、ここに住んでるのかよ(笑)」という。
「視聴者との距離」が売上に直結するこの大配信時代に、もっとも重要なのは「背景(壁紙)」で、背景の選択肢は次の4つ。
A. スタジオ(ライブハウス)
B. バーチャル背景
C. ガッカリする自宅
D. 期待を裏切らない自宅
こんなものは、1秒も迷わず「D」です。
Dに決まってるじゃないですか!
セレブを売りにしているタレントが東京の夜景が一望できるタワーマンション(賃貸)の部屋を背景にするというパターンはあるし、貧乏を売りにしているタレントが安アパート(賃貸)の部屋を背景にするというパターンもある。
一方で、「なんてとこに住んでんだ(笑)」が説得力になる人間もいて、その場合は内装工事ができる「持ち家」じゃないと厳しい。
『スナック西野』という「宅飲み」がコンテンツとして成立している(そこそこ大きな売り上げを作っている)理由の一つには、明らかに、あの内装があって、あれが「攻めたことをしまっせ!」の説得力になっている。
家の壁をブチ抜いて、時計台をハメ込んだわけですが、その内装費は、『スナック西野』の初月の売り上げで回収できており、このように配信を掛け合わせたことによって僕の「持ち家」は資産となっております。
(※YouTubeの売り上げは全額会社に入れて、何か面白いことに使っています)
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▼ なんの為の資産か
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僕一人の人生で完結させるなら、こんなことはしなくていいんです。
作品を作って、ヒットさせて、影響力と説得力を持ち合わせて、あとは講演会か何かでマネタイズすれば、自分の人生分の生活費ぐらいはなんとかなります。
ただ、それはあまりも無責任で、僕には「たくさんの人を巻き込んでしまった責任」があります。
トラックに轢かれて死んでしまう確率がゼロじゃない限り、西野がいなくなるケースも考えておく必要が僕にあります。
よって、「その日までに資産をいくつ作っておけるか?」は一つのテーマです。
今、ボンヤリと考えているのは「死んだら、価値が上がって、お金(後輩がチャレンジする際の活動資金)を生み続けてくれるものは何かなぁ?」です。
そのうちの一つに、「生前の姿」がありそうです。
大体、そういったものは、芸能事務所やテレビ局が管理していて、簡単に引っ張ってこれなかったりするのですが……幸い個人事務所なので、どこにもお伺いを立てずに利用できます。
YouTubeに残すような動画ではなくて、基本的には“コアファンしか興味のないような動画”です。
先日、絵本『 みにくいマルコ ~えんとつ町に咲いた花~』の最終校正チェック(文章直し)を有料で生配信したのですが、こういった「ファンしか面白くねーよ」といった動画のアーカイブをキチンと残し、【えんとつ町の記録屋さん】というオンラインショップで「200円」ぐらいで販売するといいと思います。
アーカイブが100個ぐらい残れば「チリ積も」でバカにできません。
絵本の巻末に「制作過程のアーカイブ」の販売リンクが貼られていたら、20年後に絵本を買った人にも観てもらえるかもしれません。
(※むしろ、時間が経過すればするほど、当時のメイキング映像の文化価値が高くなる)
そんな感じで、僕が死んだ後の活動予算を生んでくれる「資産」をチマチマと作っています。
「持ち家」が「×配信」で資産になったように、演出次第で資産化できるものが他にもありそうなので、今日もそれを探っています。
(※ちなみに皆さんは「資産を作る」を、どれぐらい考えてますか? また聞かせてください)
こんな話をすると心配されるのですが、
大病を患っているわけでも、
自殺願望があるわけでもなく、
いたって健康で、
今朝もすっごい大きなウンチが出ましたよ。
#ホントに大きかったよ
現場からは以上で〜す。
【追伸】
サロン記事の感想を呟かれる際は、文章の最後に『salon.jp/nishino』を付けてTwitter(本アカ)で呟いていただけると、西野がネコのようになついて、フォローさせていただく場合がありますので、感想よろ!
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