☆商品の種別

えんとつ町のプペル 西野亮廣エンタメ研究所【過去記事】

僕が勉強している西野亮廣エンタメ研究所内の記事は1年後から使用していいことになっています。
全ての記事ではありませんが、これは君たちに残しておいた方がいいかもしれないと思う記事はここに載せておきます。ぜひ参考にしてみてください。

本題の前にお知らせさせてください。
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5月12日(水) ※5月14日以降は『いいね』を押さないでください。

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おはようございます。

「西野さんが今、20代だったら何をしますか?」という質問に対して、「決定権を持ってそうな40代後半世代の人達がハマった漫画を読み漁って、たとえ話の時にその漫画を持ち出して、『おお!アイツは話が通じるヤツだ』という印象を持ってもらって、サクッと出世します」という黒すぎる返事をしたことで有名なキングコング西野です。

#90年代後半に流行ったJポップをカラオケで歌えるようになっておくのもイイ

 

さて。

今日は「丁寧に届けきって、次に繋ぐ」というテーマでお話しさせていただきたいと思います。

後半、若干、黒い内容になりますが、僕のことを嫌いにならないでニャン。

#猫が好きだよ

#老人を大切にするよ

 



 

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▼ 商品の役割をキチンと把握しておく

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僕は「Voicy」という音声メディアで毎朝10分間、情報を発信しています。

 

オンラインサロンのように踏み込んだ内容ではなく、朝の支度のB G Mとして聴ける程度のライトな内容です。

冒頭の2〜3分は「活動報告」と称して、「宣伝」をしているのですが、ここでの宣伝に割いている割合が、そのまま「西野が今、売りたい商品の割合」だと思っていただいて間違いありません。

通販番組みたいになっちゃても仕方がないので、「宣伝は2つまで」と決めています。

つまり、「その時、売りたい商品」のツートップを毎朝宣伝しています。

 

明日からは、そんなことも踏まえて聴いていただけると、また味わい深いかもしれません。

「なるほど、西野は今、この順番で、これを売りたいんだな」と(笑)

 

さて。

ここから、ちょっと踏み込んだ話をします。

#頑張ってついてきてください

僕と同じように、皆さんもご自身の「商品」をお持ちだとは思いますが……商品を売るには、それなりにコストがかかります。

コストというのは、「宣伝にかかる費用」や、「宣伝にかかる時間」のことですね。

そして、宣伝にかけられる体力というのは無限にあるわけではなく、限りがあります。

 

Voicyの場合だと2〜3分です。

「限られた費用や、限られた時間を何に使うか?」が宣伝の見せ所だと思うのですが、それを考える際、自分の商品を…

 

① 「よく売れる商品」

② 「あんまり売れない商品」

③ 「売らなきゃいけない商品」

…の3つに、あらかじめ分けておくとイイと思います。

 

そして、①〜③それぞれの商品の「役割」を把握しておく。

ザッとこんな感じです↓

① 「よく売れる商品」

→【キャッシュ】を作ってくれる。

 

② 「あんまり売れない商品」

→【売れるもの】を、【よく売れるもの】にしてくれる。

 

③ 「売らなきゃいけない商品」

→【機会】を作ってくれる。

 

それぞれの商品にはそれぞれの役割をがあるんですね。

キャッシュ(売り上げ)を作りたければ、「よく売れる商品」に宣伝にコストをかけるのが一番イイに決まっています。が、話はそんな単純じゃありません。

「あまり売れない商品」にも役割があります。

 

これは過去にこのサロン内でもお話しした『ジャム理論』や『松竹梅の法則(ゴルディロックス効果)』で説明できます。

『ジャム理論』というのは「人が決定をくだしやすい【ちょうど良い選択数】がある」というもの。

選択肢が多すぎると、「やっぱりアッチを買っておけばよかった」と後で後悔しそうだから選べないし、

選択肢が少なすぎると、「他の選択肢が無い中、これを買って大丈夫なのか?」という不安がよぎって、選べない。

『松竹梅の法則』というのは「三段階作れば、人は(極端を回避しようとするから)真ん中を選ぶ」というもの。

 

「あまり売れない商品」の役割は、つまるところ「【売れる商品】を【よく売れる商品】にする為の選択肢の調整」です。

 

僕は「見せ球」と呼んだりします。

「見せ球」があると無いとでは、売り上げが大きく変わってきます。

そして、三つ目の「売らなきゃいけない商品」の話も忘れちゃいけません。

 

その名の通り、どうやら「大きな役割」を背負っている商品です。

たとえば、今、僕らの会社のオンラインショップで一番売れているのは『キンコン西野と学ぶ 仮想通貨勉強会』というオンライン勉強会の参加チケットです。

 

先日、販売をスタートして昨日の時点で【1万1200枚】のチケットが売れていました。

メチャクチャよく売れる商品です。

【勉強会はコチラ↓】

https://nishinoinc.thebase.in/items/43237764

 

…が、これをどれだけたくさん売っても、数日後には『キンコン西野と学ぶ 仮想通貨勉強会』は終わります。

同時に、もう売り上げを作れなくなる。

刹那的なんですね。

 

会社の未来のことを考えたら、僕らの会社が「売らなきゃいけない商品」は『絵本』です。

『絵本』から事業を横展開している会社なので。

その時代時代で、『絵本』が認知されていれば、また、絵本を絡めた新しいプロジェクトを立ち上げることができます。

 

まとめると……

【あんまり売れない商品】で、「売れる商品」を「よく売れる商品」にして、

【よく売れる商品】の売り上げで会社(チーム)を安定させた上で、

【売らなきゃいけない商品】をコツコツと売り続ける…といったところ。

 

それぞれの役割を把握した上で、それぞれに宣伝コストを割かなきゃいけないんですね。

ここからは、具体的な話をします。

皆様にもご協力いただいたアレに関する経過報告です。

 

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▼ ドライブインシアターの道が拓ける

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ここ数日のVoicyの冒頭は、ずっと全国5会場で開催される『ドライブ・イン・シアター』の宣伝でした。

 

連日、宣伝している様子を見て、「販売に苦戦しているのかな?」と思われた方もいると思いますが………まさにそのとおりで、文化としてこの時代に浸透していない『ドライブ・イン・シアター』のチケットを売るのって、結構大変なんです。

#そんなことは百も承知

ほとんどの日本人の選択肢に「ドライブ・イン・シアター」は入っていないだもん。

当然、「今週末はドライブ・イン・シアターにでも行くかぁ〜」とはならない。

 

事実、同じ時期に上映されているディズニー作品などはチケット販売に苦戦しています。

…「苦戦している」というよりも、「ドライブ・イン・シアターのチケットの売れ具合は、大体そんなもんだ」といったところ。

 

黒西野はココに目をつけたわけですね。

  

 

「ドライブ・イン・シアターのチケットって、なかなか売れないけれど、プペルのドライブ・イン・シアターだけはよく売れる」となれば、「だったら、〇〇の会場でもやろう。△△の会場でもやろう」となるので。

 

それを何度か繰り返せば、「ドライブ・イン・シアター」がプペルファンの共通言語となり(プペルファンの皆が認知するところとなり)、プペルファンの週末の予定の選択肢の一つになる。

 

そうなれば、コロナ禍であろうが、『映画 えんとつ町のプペル』は届き続けるわけで……つまるところ、今回の『映画えんとつ町のプペル×ドライブ・イン・シアター』は【売らなきゃいけない商品】だったわけですね。

 

だから、売ることがなかなか難しいことを承知で、何度も何度も何度も告知をさせていただいていたんです。

#売ることがなかなか難しい商品って市場の一位を取りやすいし

 

おかげさまで、『映画えんとつ町のプペル×ドライブ・イン・シアター』は全会場で完売。

#あざす

#結婚して

 

イオンさんの中でも、「全ての回が事前に完売する」なんてことはは初めてのことらしく、昨日、イオンさんとの会議があり、さっそく、「どんどん仕掛けていきましょう。次は、どの会場でやりますか?」という話になりました。

 

その会議の中で、「映画館が無い離島の子供達のところにも、ドライブ・イン・シアターという形で巨大スクリーンを持っていって、『映画 えんとつ町のプペル』を届けたいのですが、ご協力いただけますか?」と提案したところ、「もちろん!是非、やりましょう!」というお返事を頂戴しました。

 

【売らなきゃいけない商品】にキチンとコストを割いて売ったから、「離島の子供達に映画を届ける」という可能性が生まれたわけです。

 

よく売れるからといって、【よく売れる商品】の販売だけに注力していたら、こうはならなかった。

 

▼▼▼ 

コロナ前は「営業」と呼ばれるものがありました。

芸人やタレントや歌手が「客寄せパンダ」として稼働するイベント仕事です。

ところがコロナのによって、全ての「営業」がなくなりました。

リアルイベントで集客することが許されなくなったんですね。

黒黒黒黒西野から言わせると、「コロナ時代の客寄せパンダ枠」がガラ空きなんです。

ここをゴッソリとハックしちゃおう………というのが黒黒黒黒黒野の狙いです。

#黒野

 

『映画えんとつ町のプペル×ドライブ・イン・シアター』の当日の様子を1分半ぐらいの動画にして、YouTubeにアップして、その動画の概要欄のトップに、「ドライブ・イン・シアターを地元に呼びたい方の受付フォームのリンク」を貼っておいたら、イイ感じの流れが生まれると思うので、田村さん、あとは宜しくお願いします。

#伝統芸能

#黒野の丸投げ

 

ゆくゆくは「コンビナート」を背景にして、『えんとつ町のプペル』のドライブ・イン・シアターをやって、スクリーンの中と外の境目を無くしましょう。

#それぐらいデタラメな方が面白い

 

どんな状況からでも、エンターテイメントを届け続けます。

現場からは以上で〜す。

 

 

【追伸】

サロン記事の感想を呟かれる際は、文章の最後に『salon.jp/nishino』を付けてTwitter(本アカ)で呟いていただけると、西野がネコのようになついて、フォローさせていただく場合がありますので、感想よろ!

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