褒めることの重要性とその方法

思考法・考え方

娘はまだ幼稚園に通うまでに1年半あり、体力が有り余っているのか、とにかく兄にちょっかいを出し続けることを毎日の楽しみにしている感じに将来のこの子はどうなるんだろう?と複雑に思うむくもみです。

むくもみ
むくもみ

まだ2歳だけどもう少し周りへの配慮を。。。

今回は“褒め方“というテーマで書かせて頂きます。

ひとことで褒めると言っても色々あると思います。それに褒めると言っても心がこもっていない。もしくはタイミングが違うなどの要件が揃ってしまった時に褒めた相手からは

嘘ばっかり。。

何か裏があるんでしょ。。

こちらが意図していないことを相手に思わせてしまうことになってしまう。 しかし手段や習慣として褒めるという事が適切に使えたならば人生がより良くなる事は間違いありません。 だからこれを読んでくださる人には褒め方について学んで頂き、もう褒め方については学び終わっているという方は本書で復習をし、褒め力を伸ばし、今までよりも周りの人を幸せにし、自分自身の幸せの形に近づいていってもらえればと思っております。


それではいきましょう!

◯褒め方

まず褒め方と言ってもたくさんの種類があります。
以下、簡単に紹介します。

・具体的に褒める
・抽象的に褒める
・すぐ褒める
・これは。と思うことをいつまでもしみじみと褒める
・理由をつけて褒める
・理由なしで褒める
・褒め言葉のバリエーションを増やす
・感謝の言葉も褒め言葉である
・第三者も褒めていたと伝える
・その子の思い入れの大きいことを褒める
・第三者を通じて褒める
・名前を呼んでから褒める
・さらっと褒める


この中で私が特に重要であると思う事を選んで詳しく紹介していきます。

具体的に褒める
どこが良かったのかをざっくりとではなく、しっかりと褒めるという事。例えば、「今の良かったね!」とざっくり褒めるのではなく「〇〇くんのスピーチの時の表情とボディランゲージが聞いている人にわかりやすくて良かったよね!」など褒める相手に対してどんな所が良かったのかをイメージが伝わるように口に出す事が大切です。

 理由なしで褒める
特に理由をつけずどんどん褒める事が大切です。褒められる環境であるという事を意識させる為にどんどん褒め言葉を内容をあまり気にせずに口に出す。一回で相手に大きな喜びを与えるような事を意識するのではなくて、とにかく数多く相手に届ける事で褒められたという感覚を積み重ねていく。長い視野で届け続けることが大切です。 

感謝の言葉も褒め言葉である
難しい事ではないが、小さな事に感謝する事ができるようになると良い。例えば、いつもなら「すみません。」と口に出している場面を「ありがとう。」に変えられると良いでしょう。これも褒める褒められる環境を作るのに重要な要素です。

 第三者を通じて褒める
Aさんの良い所が目についたとして。それを直接、伝えるのではなくてBさんなど周りの人に「Aさんが〇〇してくれて助かった〜!」とか「Aさんってやっぱり流石だよね!」と伝えておく。Aさんにその褒め言葉が伝わる事はタイムリーではないが、第三者を通じて褒めていた事を伝えられるとAさんが受け取った時の喜びは2倍にも3倍にも感じられる。ただし、絶対にやってはいけない事は「Aさんって本当に流石だよね!“って言っといて“」これは下心が丸見えで最悪なので覚えておいて欲しい。

 名前を呼んでから褒める
褒め方の基礎中の基礎であるにも関わらず、できていない人があまりにも多い。「良いね!」よりも「〇〇くん、良いね!」の方が遥かに親近感や承認感が満たされるのは言うまでもない。どんな人にも共通でこの世の中で1番興味のある言葉は“自分の名前“である。もし出来ていない人は、小さな褒め言葉にも名前を呼んでから褒める事を意識しよう。それだけで圧倒的に褒め力が高まる事は間違いない。

◯褒めるタイミング

・直後
・少し間をおいて
・後日
・他人を通じて

などたくさんのタイミングがあります。 
どのタイミングで褒められると嬉しいのか
どのタイミングで褒められると相手は受け取りやすいのか。 
このあたりを想像すると適切なタイミングで褒める事が可能になる上に、今までやってきた事を褒めるという行動がより効果的な事として自分の周りを幸せにし、巡りめぐって自分をより幸せにしていく事ができるようになると思います。 

・直後
褒める相手が進めている事(仕事 素晴らしいプレー ファインプレー)が終わった瞬間に間髪入れずに褒める。このタイミングで賛辞の言葉を伝える事ができれば最高だ。格闘技をやっている人ならわかると思いますが、相手のストレートに対してカウンターを入れるような感じです。もっとニッチな表現をすると“後の先“という感じです。 

・少し間をおいて
褒める相手が進めている事のキリが悪い時に賛辞の言葉を述べたとしても相手からすれば“今のタイミングで褒められても手が止まるから迷惑だ“と思わせてしまう事が考られます。例えば、スポーツの試合の最中などがそうだし、ビジネスシーンではプレゼンやスピーチの最中がそれにあたると思います。だから良かったことも相手の受け取りやすいタイミングを狙って褒め言葉を送ることで適切に気持ちを届ける事ができます。 

・後日
この方法は少し高度なテクニックで褒める内容をその場ではなく、後日にとっておいて何げないタイミングでサラッと伝えるという手法です。褒める相手が良い事をした瞬間には自分以外の人が褒めている可能性があり、その中の1人として自分がカウントされてしまう事があります。そんな時は褒めたい気持ちをグッと堪えて相手が忘れた頃に褒めの言葉を送るのです。ここで重要なのは“サラッと“伝えるという事です。相手が「そういえばそんな事もあったな。」とフワッと思い出すくらいの褒め方で良いんです。なぜなら、後日に熱く褒めると相手は「なぜいまさら。。。」と受け取りにくくなってしまうからです。

・他人を通じて
これは時間軸に捉われず、かつ日々積み重ねていないと相手に伝わらない手法です。自分が意図したタイミングで相手に伝わることがないので焦らずじっくり。できれば今日から始める事をオススメします。何をするかというと話相手に対して別の人の事を“簡単“に褒める。これを日々、積み重ねていくのだ。なぜ“簡単“でなければならないのかというと、褒める相手とは別の相手に褒める相手を熱く称賛しすぎては話し相手にその褒める相手よりも劣っているのではないか。と劣等感を与える結果になりかねないからです。だからこれはジャブのようにコツコツと色んな所に褒め言葉を投げておく事が重要なのです。

◯褒めるべき人

褒めるべき人については基本的に自分の周りにいる人全てを褒めてあげられたら良いと思いますが、私個人的として分類わけさせて頂くと以下のようになります。 

・友人 知人 仲間 同僚 部下 先輩
・苦手な人 嫌いな人 
家族

説明をしていきましょう。 

・友人 知人 仲間 同僚 部下 先輩
まず誰かを“褒める“という事を想像した時にこのカテゴリーが思い浮かぶのではないでしょうか。褒めるという行為を通じて他人から好かれたいという感情が人の中には少なからずある。だから好かれたい対象の人間を褒めようと思うのである。一般的に意識せず、褒める事が習慣化している人はこのカテゴリーに対しては、不自由なく褒めるという行動をしていると思います。 逆に褒める事が苦手だな。とかこれから褒める事を習慣化していきたいな。と思う人はこのカテゴリーから褒める事を始めてみるといいだろう。なぜなら受け取る相手も基本的には嫌われたくないし、不快な感情を与えたくない。と思う事が自然だから褒められた事自体を邪険にするような事はあまりないと考えられます。褒め言葉を習慣化したいのならこのカテゴリーから始めましょう。

・苦手な人 嫌いな人
次に褒めるべき相手は1番褒めるのが難しい相手になる。苦手な人と嫌いな人です。そもそも苦手であるか嫌いになってしまった理由は相手の悪い所が目につくようになってしまったか、もしくは相手が自分に対して精神的・身体的に危害を加えるような事があったか。もっと言ってしまえば自分の大切な何か(友人・家族・所有物など)を傷つけられた経験が怒りの感情から苦手、もしくは嫌いという感情につながってしまっているのではないでしょうか。このような相手を褒める事は非常に難しい事かもしれませんが、できる事なら想像してみてください。
その相手を一生嫌いか苦手なまま人生を終えるのか。もしくはその相手と今よりも多少なりとも関係が改善した状態で人生を終えるのか。
どちらの人生が後々、後悔の少ない人生になるのかは想像に難くないと思います。それでもどうしてもその相手と上手くいく事が想像できないという事であれば、完全に関わらない事をオススメしますが、距離をおく前に一度、改善するよう努力してみてから決別するとしても決して遅くはないので試してみて欲しいと思います。 

それでは具体的にどんな方法を試してみると良いかというと。第三者を通じて褒めるこれです。というか関係が改善するまではこの方法しかないんじゃないでしょうか。なぜなら、嫌いもしくは苦手な相手は自分の同じく自分の事も苦手に思っている事が往々にしてあるからです。 想像してみてください。その苦手な相手から面と向かって褒められた場合に君はどんな事を思いますか?

「何か他に意図があるんじゃないだろうか。」
「嘘ばっかりつきやがって!」
「嬉しくもなんともないわ!」

と言った事を瞬間的に思ってしまうのではないでしょうか。 
これは褒め言葉を受け取る心が出来上がっていないから、反発感情が生まれてしまうのです。 つまり、これと同じ事が相手にも起きる可能性があるという事です。
だから、“第三者を通じて褒める“を使うんです。面と向かって褒める事とどんな違いがあるのかというと、受け取る人(自分が嫌いもしくは苦手だと思っている人)の良かった所を第三者に伝え、その第三者が受け取る人へ伝えたとします。
すると受け取った人は反発感情を抱くかもしれないが第三者には関係のない感情だからそれを表に出す事なく、その場では仕方なく受け取ることになります。
時間が経てば反発感情や怒りの感情は自然と収まり、褒められたという事実と実感だけが残ります。
これを繰り返していくことで相手の心をほぐし、いずれは直接褒められる関係性になり、もともとの関係性が改善されていくのです。時間はかかるし手間もかかります。それでも根気よく続ければ必ず改善されていくんだと思います。

家族を褒める事がもっとも重要

最後に褒めるべき相手は、家族です。というより自分の人生を豊かに幸せなものにしてきたいのなら必ず褒めるべき相手だと思います。

関係が近すぎるが故に褒めることを忘れてしまっていることに色々な問題がある。

ということを肝に銘じておいて欲しいと思います。 

まずは子どもから

家族の中でも褒めやすいのは、もちろん自分のこどもですね。まだ赤ちゃんの頃から成長を見守り、出来ることが一つづつ増え、一緒に喜びを分かち合うために褒め言葉を送り、一緒に喜び、親としても成長してきたのだと思います。

こどもが大きくなるにつれて褒める回数が減っている

そんな事に気づく事はありませんか?
気づけたならラッキーです。今から改善しましょう‼️
褒める回数が減るのはそこには褒められなくなるメカニズムがあるからです。理解しさえすれば、すぐに改善する事ができるようになります。

そのメカニズムとは “親はこどもの未来に期待し続ける生き物である“。という事です。 

むくもみ
むくもみ

これって兄妹を見ている時にも起きるよ〜。。

例えば、赤ちゃんだった子供が寝返りし、ずり這いをし、つかまり立ちをし、歩くようになる。そのひとつひとつのステップごとに親は喜び、褒め言葉を体全体で表現しこどもに伝えようとしてきたはずです。
でも歩き始めるようになり、それが当たり前になった時、見ている親は慣れ、親は走れるようになる事を想像し、いずれは速く走れるようになり学校で1番になるのはないか。と想像するようになります。そうすると今、歩いている事自体への特別感を感じることが無くなり、褒める事をやめてしまう。

ここまでなら問題はないのだが、想像する未来より劣っている事を指摘するような事もあります。

これは最悪です。ひとつの例ではありますが、こどもが大きくなるにつれて良くないことに目がいくようになり、褒める事よりも指摘する事が増えていく。
もちろんそのステップの進み方が間違っているとは思いません。指摘は意識せずとも出てきてしまうので褒め言葉に意識を集中させる事は重要だと思います。
指摘ばかり受けてきたこどもはいずれ爆発してしまうでしょう。

むくもみ
むくもみ

思い出して‼️

この褒める事が少なくなるメカニズムを解消するひとつの方法として提案するのは“生まれてきてくれた時の事を思い出す“という事です。
きっと、生まれてきてくれた瞬間、それからしばらくの日々、親はこどもに対して

生まれてきてくれてありがとう」
「無事に生まれてきてくれただけで本当に良かった」
「君がいるだけで幸せが降ってきた」

そんな事を思ったはずです。こどもが生まれた時の写真やビデオを見返して見るといいと思います。

そこには喜びに満ち溢れた親の姿が写っているはずです

その時の気持ちを思い出せば、今、この瞬間にこどもがここにいる。その事だけで指摘した気持ちは薄れ、何気ない日常に感謝したくなり、こどもの小さな良い所に目がいくようになり、褒め言葉が自然と湧いてくるのではないでしょうか。 ぜひ試してみて欲しいと思います。 

あとは奥さん

次に褒めるべきは、妻もしくは夫です。付き合い始めや、新婚当初は互いに褒め合い、仲睦まじく過ごしてきた事でしょう。気づけば一緒にいる事が当たり前になり、家事や仕事をする事も当たり前になっていく。すると今まで有難かった事に対して感謝の気持ちを伝えたり、よくできた事を褒める事が出来なくなったりする。

むくもみ
むくもみ

これはもったいないよ〜

 褒める事が出来なくなる一番の理由は“照れくさい“からです。 

「相手も大人なんだし、こんな事で褒められても嬉しくないよね。むしろその程度のことで褒めるとか、逆にバカにしてるって思うんじゃないかな。」なんて事を心の中では思っているのではないでしょうか。実際は急に褒められた時に相手はそう受け取るかもしれません。
それでも褒め言葉はどんどん口に出すべきだと思います。
なぜなら褒めることで良くなる点がいくつもあると思います。というかもともと好きで一緒になった相手に褒められて嬉しく思わない訳がないんです
褒められることで昔の楽しかった思い出が蘇ることもあるかもしれないし、それが元で新たな思い出作りの旅に出られるかもしれない。
受け取る側も照れくさいから素直には受け取らないかもしれませんが、確実に良い方向に進むのは間違いないと思います。 

褒めること自体は相手がどう受け取るかをあまり気にしなくていいんです。受け取り方は相手次第だから、気にせずに思いつく限りどんどん口に出して褒めていきましょう。


相手は褒められて、心の奥底ではもっと褒められようと色々なことに意欲的になるだろうし、機嫌が良くなればあなたにも優しくなるだろうし、そのまま子供に対しても優しく接してくれるようになるかもしれません。 
やっぱり褒めることは良いことしかないと思います。

自分の親も忘れずに


 最後に家族の中で褒めるべき相手は自分の親ですね。これは意識の外側に勝手においてしまっている人が多くいると思います。
その理由は明快で、“自分の親は褒めるべき対象ではなく、褒められるべき対象だと子どもの頃から擦り込まれているから“です。
 今までの人生の中で親は自分が思っている以上に自分の事を見てくれているし自分の物心がつく前からたくさんの褒め言葉を送ってくれていました。

意識できるようになった頃には親という存在は自分を認め、褒めてくれる人という認識が出来上がってしまっているのです。

もちろん親は自分にとって唯一無二の特別な存在ですが、それでも同じ人なのだという事を思い出して欲しいんです。そして人である以上、褒められて嬉しくない訳がないし、感謝の気持ちを伝えられて喜ばない訳がないんです。想像してみて欲しい。幼稚園の頃にプレゼントしたであろう、拙い文章の「お父さん、お母さん、いつもありがとう」には涙を流して感動してくれたのではありませんか?

結婚式の時に新婦が読む両親への感謝の手紙など親でなくとも涙なしには聞いていられないのではありませんか?
 親はこどもに褒められたいとも感謝されたいとも基本的には思ってはいないんです。

だから、褒められたり感謝されたりすることに驚くほど感激するのです。 年末年始やお盆、GWなどで久しぶりに顔を見た時なんかには小さな事を褒めてみたり、思い出の中から褒め言葉を探してみたりしてコミュニケーションを取ると良いと思います。

やろうと思っていて出来ないまま別れることになるのが自分にとっての親という存在です

この記事を読み終えた頃には一度連絡を取ってみるといい。後になって後悔するよりかは格段にマシです。 

◯まとめ

ここまでで褒めるということに関して私なりに述べさせて頂きましたが、褒めるということの大前提として最も大切な事は、相手の良い所を発見するという事です。良い所を発見する事ができれば自ずと褒め言葉は頭の中に浮かび、あなたの周りの人たちを幸せにし、巡り巡っては自分の事も幸せにしていくことになるでしょう。しかし、ここまで読んで頂いたにも関わらず褒め言葉を口に出す事が恥ずかしい。。もう少し時間が経ってから。。と思うのであれば、心の中で褒める事をしてみてはいかがでしょうか。口に出さずとも相手の良い所を探すという習慣だけでもあなたの人生をより良くする手段にはなり得るものです。さあ、今日から始めましょう!

むくもみ
むくもみ

それじゃいってらっしゃい‼️今日も素敵な1日を‼️🤗

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